一丁目通信

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  • 記事:佐藤
  • 2016年4月

最近読んだ本 第3回「映画は父を殺すためにある−通過儀礼という見方」

「映画は父を殺すためにある−通過儀礼という見方」結構物騒なタイトルの本です。日本では宗教がほんとうの意味で生活に根ざしていないのであまり身近でないですが「通過儀礼」という概念が宗教上にあります。わかりやすく言うとどこかの少数民族が大人になるためにバンジー・ジャンプするとかそういうやつです。この本では、映画で多く描かれてきた「父親殺し(文字通りではなく比喩として)」父を超えることにより大人になるというような視点で映画を分析しています。例えば、寅さんからジブリ、ディズニー、ハリウッドがそういった映画ばかり作られ続けている分析と(例えば「昨年大ヒットのあれ」も)とても興味深い話が多い本でした

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