- 一丁目通信
映像・WEB最新情報
ここ数年、映像制作会社では、不景気による予算低下で、利益度外視で、受注優先の価格競争が広がり、「低価格」で「及第点」の「そこそこ」のコンテンツを作る制作会社が台頭してきましたが、その背景にあるのは、近年、活発化したネットサイト上で上映される販促やPR用のWeb動画の増加があると思われます。当初は、既存のCMや映像を転用して、制作して済ませていましたが、最近では、YouTube等の動画サイトの普及やスマホでの視聴によって「見る側」の目が肥えて、サイト誘導や効果等、デジタルマーケティングの見地でも、地上波や従来のメディアとの内容の差別化が求められてきました。クライアント側の「安価で多くの動画コンテンツを制作したい」という希望があるのは事実ですが、その反面「引き付ける動画や配信効果が上がる動画が欲しい」という要望も増えています。つまり、金額の大小でなく
「価格=制作費」に見合った内容が求められるという本来の「ものつくり=コンテンツ制作」に戻ってきた気がします。配信メディアの多様化で、薄利多売(多作)も必要ですが、「本物志向」に対応出来る「作り手」の奮起を感じています。