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一丁目通信


高解像度が映像をダメにする瞬間

高解像度であれば高画質になると思われがちですが、実務の現場では必ずしもそうとは限りません。
映像の画質は解像度だけで決まるものではなく、ビットレートや記録方式とのバランスによって大きく左右されます。
解像度を上げると1フレームあたりの情報量が増えるため、十分なビットレートが確保できない場合、圧縮が強くかかり、グラデーションの破綻やブロックノイズが発生しやすくなります。これはH.264やH.265といった一般的な動画圧縮方式に共通する特性です。

また、Web配信やSNSでは、アップロード後に再エンコードが行われます。各プラットフォームには推奨ビットレートの上限があるため、高解像度の素材であっても、その情報量が維持されるとは限りません。その結果、フルHDの映像よりも粗く見えてしまうケースもあります。

さらに、視聴距離や画面サイズに対して過剰な解像度は、人の目で違いを認識しにくい場合があります。その場合、データ量や編集負荷が増える一方で、画質向上の実感は得られません。解像度は高ければ良いのではなく、用途や制作環境に合わせて選択することが重要です。

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